【安宅丸】歴史好きな台湾人の心をつかむと評判の将軍専用屋形船を分析する。

将軍様の自家用ジェット


(出典:アメリカ国務省HP)

  • エアフォースワン
  • 日本国政府専用機

など要人専用飛行機の存在は耳にしたことある方が多いと思いますが、江戸時代に将軍家専用の豪華客船があったことをご存知でしょうか?

 

船の名は安宅丸(あたけまる)

その船の名前は安宅丸(安宅丸)


(出典:wikipedia

江戸時代、徳川家光が命じて建造された 全長70m、幅33m(諸説あり)もある超巨大船です。動力は人力で100人の漕手によって動かされたのですが、実際は巨大すぎてほとんど動かなかったのだとか。運行費用も莫大のため、後の5代将軍綱吉のときに解体されてしまいました。

そんな数奇な運命を辿った安宅丸が、現代の東京湾で復活しているとの話を聞きつけ、弊社の台湾人スタッフ呉さんと一緒に乗船し、外国人から見てどのように見えるのかレポートいたします。

 

台湾人スタッフ 呉さんの略歴

地方創生の動きに興味を持ち、台湾の大学でプロダクトデザインを学んだ後、4年前に多摩美術大学に留学。

現在地域ブランディング研究所にてグラフィックデザインを中心に活躍中。最近は都電荒川線がお気に入り。

 

▼呉さんへのインタビュー記事はこちら。

【元留学生に聞いた】台湾人に喜ばれる飲食のおもてなし集客術7個のポイント

2017.02.28

 

アクセス方法

最寄り駅はJR浜松町 or りんかい線 日の出駅。

この青いゲートと赤い看板が目印です。

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超ド派手な外観

こちらが安宅丸の外観。目に飛び込む鮮やかな赤色ですが、江戸時代の安宅丸を忠実に再現しています。1493188722

今回は ショートクルーズ(日の出↔青海)に乗船したのですが、どういった点が台湾人に響いたのか解説します。

 

 

細部まで作り込まれたディテール

台湾人は日本の歴史に精通しています。学校では教わらないにも関わらずです。

具体的には、信長の野望や大河ドラマといったゲームやTVを通じて興味を持ち始めるそうです。そういったバックグラウンドがあって、呉さんが安宅丸に注目するポイントも日本の歴史を感じる部分。

いくつかピックアップしてご紹介しましょう。

 

家紋

帆に刻まれた徳川の家紋を始め、安宅丸には歴史を感じさせる象徴的なシンボルが散りばめられており、呉さんの関心を集めておりました。

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のれん

日本人だとあまり意識しませんが、呉さん曰くのれんは日本を感じさせるものだそうです。先述した家紋も入っております。

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格子模様

安宅丸の壁面には様々な装飾が施されているのですが、その中でも呉さんの目を惹いていたのが格子柄。やはりここも日本人だと素通りしてしまうポイントです。

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松の舞台

夜は演劇ショーが行われる能を彷彿とさせる舞台。ただし、カエルはちょっと苦手のようでした。

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レトロな電話

江戸時代のものではありませんが、このような年代物の電話も呉さんの心を捉えていました。呉さんいわく、この電話は「カワイイ」んだそうです。

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ペリーにプレッシャーを与えた史跡第6台場

安宅丸は船外からも面白い風景が臨めます。写真はお台場の名の由来となった第6台場。ペリー来航時に慌てた江戸幕府が急ごしらえでつくった砲台埋立地です。

ペリーが2度目に日本に来た際に、この台場を見て横浜に引き返したそうです。呉さんはもちろんペリーの事は知っていて、その話に興味津々でした。

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船内アナウンスは日本語だったのですが、多言語だとより多くの外国人の方が興味関心を持ってくれるでしょう。

 

おまけ

レインボーブリッジ

安宅丸はレインボーブリッジの下も通過します。夜に乗船した際はより写真映えする風景になることでしょう。呉さんいわく、通過する際レインボブリッジーに関するイベント情報を流してもらうと、興味を持ってまたリピートしたくなるとのことでした。

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夜は演劇付きの宴会プランも有り

今回乗船したのは日中に運行するショートクルーズコース 運賃820円

夜は劇団四季出身の演者が執り行う迫力の観劇付き宴会プラン5,500円~もあります。

屋形船の料金と比較すると大変お買い得です。
主要なプランを一覧にしてみましたのでご参考下さい。

団体 個人 乗船開始 出発 到着 大人料金 子ども料金
演劇付バイキングプラン 19:15 19:45 21:15 5,500 3,800
演劇付1ドリンク付プラン 17:30 17:45 18:45 3,000 2,000
アフタヌーンクルーズA 14:50 15:30 1,030 520
アフタヌーンクルーズB 15:40 16:20 1,030 520
ショートクルーズ(日の出↔青海) 13:30 14:40 820 410
ランチクルーズ 12:10 12:40 13:20 1,030 520
モーニングクルーズ(日の出↔青海) 10:00 11:30 820 410

(出典:安宅丸HP

 

まとめ

今回呉さんとの乗船を通じて、台湾人は私達が想像する以上に日本の歴史に詳しいことが分かりました。信長の野望の例でいうと、オンライン版が2005年より台湾・香港・マカオでリリースされており現在でも続いています。

日本には多くの史跡が存在しますが多言語化が十分ではありません。ただモノを見せるだけでなく、歴史的背景を相手の言語で伝えることで、訪日外国人の注目度・満足度をさらに伸ばすことができるでしょう。

 

 

今日の一句

”意外にも 歴史に精通 台湾人”

 

 

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