【2016 CITMレポ】 アジア最大の旅行展示会 中国国際旅游交易会@上海に行ってきた。

アジア最大の旅行博覧会に行ってきた

インバウンド市場が拡大するにつれ、ビッグサイトをはじめとして各所で様々な展示会が開催されております。

地域ブランディング研究所では国内だけでなく海外の最新動向をつかむめく、11月11日(金)~13日(日)に中国上海で行われた、アジア最大の旅行展示会 CITMに行ってまいりました!

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今回は、現地で得てきたリアルな情報をレポートとしてお届けしたいと思います。

 

 

CITM(中国国際旅游交易会)とは?

中国・アジア最大規模の旅行展示会です。

 

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出展者は中国国内各省のみならず、欧米・東南アジアなど世界中の旅行関係会社・団体が約2,500ブース出展します。

つまり、CITMは中国における旅行市場の縮図といってもいいでしょう。

 

開催データは下記のとおりです。

開催頻度:毎年(2001年よりスタート)

開催場所:上海と昆明で交互に開催

2016年会期:11月11日(金)~13日(日)

※日によって入場対象者が変わります。 (11-12日⇒法人向け /13日⇒一般消費者向け)

※今年の場所は上海新国際博覧センター

来場者数:10万人

出展敷地面積:57,500㎡ (東京ドームの1.2倍)

出展ブース:約2,500

 

超巨大な上海新国際博覧センター

2016年の会場となった上海新国際博覧センターは、浦東国際空港より電車で10分程度とアクセス良好です。

 

 

こちらが俯瞰写真ですが、かなり壮大!

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(出展:上海新国際博覧センター公式HP

 

17ホールある屋内展示場の総面積は20万㎡!(屋外は13万㎡)

ちなみに東京ビッグサイトの総展示面積は 8万㎡

つまりビッグサイトの2.5倍の広さを誇っているわけです。広すぎる・・・・。

 

そして今回のCITMは、全17ホールのうち5ホールを貸し切って行われます。

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▲スケールがデカすぎる

 

 

ちなみに日本関係のブースは5号展示館(E5)に多く出展されていました。

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というわけで早速会場に入ってみましょう。

 

 

入場管理はけっこう厳密だが、ダフ屋がいる

入場に関しては当日受付はなく、事前予約が必要。セキュリティ体制がけっこう厳しかったです。

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そんな厳しい体制のためか、当日入場者を対象に入り口周辺にダフ屋が!

聞いたところによると10元~50元(150~750円)で入場券売っていたそうです。

 

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日本ですとスポーツの試合で出現しますが、展示会では見たことがなかったので驚きました。

上海人の商魂のたくましさ、スゴイ!

 

 

インターナショナルな展示会場

会場内はこのようにインターナショナルナショナルな感じ。

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欧州各国も出展しておりましたが、別会場なうえに、会場が広すぎるため

今回はE5会場を中心に回ってみました。

 

 

タイはマッサージ師を連れて体験PR。ふむふむ、イメージどおりです。

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こちらは台湾ブース。私たち日本人が台湾に抱くイメージは中国人とは異なるのでしょうか・・・?

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こちらは韓国ブース。

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韓流スターをPRシンボルとして活用しているのは日本向けと同じようです。

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海外だけでなく中国国内の各省も出展。これは諸葛孔明のコスプレのようです。

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▲孔明の左隣にいる女性陣は誰だろう・・・・

 

 

あと、日本では選択肢に出てこなそうな国、スリランカ も出展していました!

インドの東側に位置する紛争が絶えない地域という認識だったのですが、なんだかイメージが変わりますね。

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▲トロピカルなリゾート地のような雰囲気

 

多様性に満ちた日本関連ブース

各国ともブースが少数(例:タイ・韓国は観光局のみが出展)だったのに対し、

日本ブースは非常に多様性に満ちていました。

 

以下ご紹介すると・・・

 

国内免税店の代名詞ラオックス

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同じく免税店のアレクサンダー&サン

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JR九州をはじめとしたJR各社

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東急電鉄など各私鉄会社

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メジャーな観光エリア沖縄県

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一歩踏み込んだ観光地 六甲山。

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体験系を担う着物レンタル会社

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福岡で最大級の売り場面積を誇るドラッグストア、 ドラッグオン

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▲店舗は福岡と長崎の2店舗。売り場が超広々。

 

 

日本に本社を構える旅行会社

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他にも

  • 小田急
  • 富士急
  • 大丸
  • 伊勢丹
  • ドンキホーテ
  • ダイコクドラッグ
  • 上新電機
  • 星野リゾート
  • 青森県
  • 和歌山県

 

などなど、インフラ・サービスから地方自治体・小売店まで盛り沢山でした。

 

いずれのブースも活況だったことから、観光地として日本が注目されていることが分かります。

 

 

入手した日本PRチラシを分類してみた。

また、各ブースを回る中で様々なチラシを頂いたのですが,せっかくですので私なりに分類してご紹介いたします。

 

大手百貨店

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伊勢丹と大丸のチラシ。ラグジュアリーな雰囲気です。

余談ですが 大丸上海は2016年5月に全館OPENしたばかりです。

 

 

ローカル型地方自治体

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群馬・山口・鳥取・佐賀・長崎・・・

訪日観光客に人気の定番ルート、いわゆるゴールデンルートに該当しない地方自治体が出ていたのが印象的でした。

 

 

JR&私鉄各社

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小田急・富士急・京王・東京メトロ・JR九州といった認知度の高い鉄道会社以外にも

姫路界隈を走る私鉄、山陽電気鉄道、

そしてこれまでメジャーでなかった東北地方をPRするJR東日本など、新たなエリアが注目され始めている流れを感じました。

 

日系旅行会社

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日本でもおなじみのHIS・じゃらん(リクルート)のチラシ。

個人的に気になったのが、リクルートが医療ツーリズムを手がけようとしていることでした。

他にも医療を観光テーマにしたチラシがあったので、今後伸長していく可能性があります。

 

 

日系小売店・ドラッグストア

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だれもが知っているドンキホーテのチラシ、地図やクーポンなど旅行者に役立つように作り込まれていました。

ドラッグイレブンは、なんと青汁の袋をノベルティとしてチラシにくっつけて配ってました。これは日本人でもついもらっちゃいますね。

 

 

クルーズ船

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2年前から伸び続けている訪日クルーズ船運営会社のチラシ。

真ん中のパンフレットで取り上げられている豪華客船 QUANTUM OF THE SEASは世界最大の大きさで定員4,000人以上。

動くホテルという異名を持ってます。

 

デカすぎる・・・

 

 

中国資本系現地旅行会社

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日本にオフィスを構える中国資本の旅行会社が大量にチラシを配っていました。

現地(日本)でしっかり動いて対応してくれる旅行会社の需要は非常に高いようです。

が、パンフレットをみるとけっこうありきたりの観光地ばかり。やや目新しさに欠ける気が。

ネイティブな日本人しか出せない強みを持っていると、参入の余地は十分にあるのではないかと思いました。

 

 

日本の製造業・メーカー

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ちょっと面白かったのが、京セラのセラミック包丁や脱臭機(招き猫型)。

ふだん我々日本人が当たり前に使っているものでも、PRできるネタになるんだなと思いました。

 

 

現地旅行会社より聞いた話

また中国旅行会社から聞いた話もご紹介しておきます。

 

爆買い需要について

今年から関税が厳しくなったことに加え、円高に振れたことでお得感が少なくなってしまった。

また、アリババ等通販を通じて手軽に変えるようになったので、従来のように買い物だけで日本旅行の動機づけとするのは難しい。

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(出典:アリババが運営する通販サイト 天猫国际

 

 

旅行先としての日本

旅行先としての日本は引き続き人気。物理的な距離も近くリピーターになりやすい国。

 

 

フックとなる新しい旅行商品をさがしている。

現在日本行きのビザは旅行会社でしか取得できない。ここが貴重な顧客接点となっている。

今後規制が緩和されてビザが不要になった場合、どのように顧客を惹きつけるのか。

今までにないようなフックとなるコンテンツが欲しい。

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(出典:外務省HP

 

 

買い物やメジャースポット巡りからFIT(個人観光客)へ急速に移行していることに、現地旅行会社も危機感を感じているようでした。

 

 

まとめ

アジア最大の旅行博に参加してみて思ったのが、日本に関する関心がもう1段階深まっているなと。

爆買い・富士山・主要都市といった メジャーなコンテンツだけでは飽きられてしまう。

 

まだあまり知られていないマイナーな地域にこそ、インバウンド市場における宝が眠っているのではないのでしょうか?

 

地域ブランディング研究所では、そのお宝を探すお手伝いができます。

また2017年のCITM出展ご興味の方は、弊社でもサポートできますのでお気軽にご相談ください!

 

 

今日の一句

”コンテンツ 多様化進む 旅行市場”

 

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