【消費動向調査】コト消費・体験に一番お金を落とす国はオーストラリアだった

訪日外国人消費動向調査を調べてみた

国土交通省管轄の観光庁が発表しているデータに、「訪日外国人消費動向調査」というものがあります。

調査は全国18空海港で聞き取りによって行われ、四半期に一度発表されます。今回はこの中で紹介されている1人あたりの消費額データをもとに考察を加えてまいります。

一番お金を落としてくれる国は中国ではなかった

下記は訪日外国人1人あたりの総消費額を四半期ベースでグラフ化したものです。

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(出典:観光庁 訪日外国人消費動向調査 プレスリリース版より作成)

 

日本観光で一番お金を使ってくれるのは、爆買いのイメージが強い中国人というイメージがありますが、フタを開けてみると夏を除いてオーストラリアが上回っていることが分かります。

 

国別平均宿泊数

宿泊数が増えれば、消費額も増えます。ですが2016年の国別平均宿泊数を見てみると、オーストラリアが特筆して高いわけではなく、中国と同程度です。

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(出典:観光庁 訪日外国人消費動向調査 プレスリリース版より作成)

 

 

オーストラリア人お金を使う対象

一体オーストラリア人は何にお金を投じているのでしょうか??内訳を見てみましょう。

 

宿泊

宿泊代は中国の2倍以上と頭ひとつ抜けています。平均宿泊数が中国人観光客→11.8日、オーストラリア人観光客→13.2日 ということを考慮しても高単価であることが分かります。

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(出典:観光庁 訪日外国人消費動向調査 プレスリリース版より作成)

 

飲食

飲食にかける費用も3Qに一度中国に抜かれてはいますが、高い水準にあります。ちなみにオーストラリア人の普段の食の嗜好は、アジアと欧米を足して2で割ったイメージだそうです。

また、シドニーにある日本の和食チェーン店やよい軒では定食が2,000円もします。

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(出典:観光庁 訪日外国人消費動向調査 プレスリリース版より作成)

 

交通

この交通消費額は、日本に来るまでの費用は含まれておりません。日本滞在時に発生した金額です。ここでもオーストラリアが頭ひとつ抜けていることが分かります。

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(出典:観光庁 訪日外国人消費動向調査 プレスリリース版より作成)

 

 

オーストラリア人の旅行は地方をめぐるスタイル。例えば観光・レジャー目的で広島県に訪れる外国人のTOPはオーストラリア人です。

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(出典:RESAS 外国人訪問分析 広島県 2015年通年データより作成)

 

 

娯楽・サービス

いわゆるコト消費・体験に該当する部分ですが季節変動があるものの、やはりオーストラリア人が圧倒しています。

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(出典:観光庁 訪日外国人消費動向調査 プレスリリース版より作成)

 

冬場を中心に高い理由としては、ウインタースポーツを目的としている方が多いためです。

 

 

買い物

爆買いに該当する買い物。ここではやはり中国人観光客が圧倒的に差をつけています。

モノ消費からコト消費に移行しているとはいわれますが、金額ベースでみるとまだまだ高い水準です。

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(出典:観光庁 訪日外国人消費動向調査 プレスリリース版より作成)

 

 

まとめ

2016年以降の消費動向調査データを訪日外国人1人あたり&四半期別に見てみました。

インバウンド市場は今後地方やコト消費に移行していく流れでありますが、爆買いのイメージに引っ張られて中国人観光客だけをターゲットにするのではなく、オーストラリアのような欧米系もマーケットとして視野に入れておくとよいでしょう。

また、娯楽サービスに投じられる金額は他の費目としてもまだまだ少額。お金を落とす仕組みやコンテンツができれば、今後大きく伸びてくる市場となるでしょう。

 

今日の一句

”国柄で 全然違う 金使い”

 

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