【ソンクラーン】タイ人訪日観光客はなぜ4月がピークで夏場が閑散としているのか?

一般的な訪日のピークは夏場である。

下記は直近4カ年の訪日観光客全体の推移です。

傾向としては学校が夏休みシーズンとなる7月が最大となっています。

どの国も大体この夏場に訪日ピークを迎えることが多いです。

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しかしながら上記パターンと全く逆の動きをする国をご存知でしょうか?

 

 

タイ人は4月ソンクラーンが最大のピーク!

通常の訪日トレンドとは逆の動きをする国。

それはタイ。

 

下記は直近4年間のタイ人訪日観光客の月次推移をグラフ化したものですが、4月にものすごい高い山が出来上がっていることが分かります。

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(出典:日本政府観光局(JNTO)データより作成)

 

これはタイ旧正月、ソンクラーンの長期休暇で多くのタイ人観光客が訪れるためです。

 

ちなみにソンクラーンを日本の感覚で捉えるとお盆休みに近いかもしれません。

 

 

夏場に閑散期を迎える

また夏場は逆に大きく落ち込み閑散期に入ります。

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(出典:日本政府観光局(JNTO)データより作成)

 

なぜタイ人観光客は一般的な月次トレンドと逆の傾向を示しているのでしょうか?

 

 

①学校の休み期間が独特である。

タイの学校は2学期制ですが、設定されている休暇期間が独特です。

具体的には下記2期間。

  • 3-5月(2ヶ月強)
  • 10月(1ヶ月弱)

つまり一般的に夏休みに該当する7-8月はタイの学生は普通に学校に通っています。

1280px-Thai_Students

(出典:wikipedia

 

また、10月に急激に伸びているのはタイの短い夏休みに該当するためです。

 

このタイ独特の習慣が訪日ピークのズレを引き起こしています。

 

②7-9月はバンコクと東京で気温が大差ない

下記は東京とバンコクの最高平均気温と最低平均気温を月別にまとめたものです。

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(出典:日本⇒気象庁HP タイ⇒https://my.dek-d.com/pluto-p/blog/ 期間は1981-2010)

 

ご覧の通り7-9月(特に8月)は東京もバンコクもたいして気温が変わらず暑い。

 

タイ人観光客が日本に訪れる理由の一つに避暑があります。

ですのでわざわざ気温が変わらない暑い時期に日本に訪れる動機は薄まってしまうのです。

 

 

ただし北海道は夏も涼しい

しかし東京よりも北の札幌を見てみると、気温は東京よりも大きく下がり過ごしやすい環境に。

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バンコクと北海道間で直行便が運行されており、空港から3時間とかなりアクセスが離れた場所でもタイ人の観光客が集まっています。

僻地でも年間2,000人のタイ人が殺到する北海道・歌登

2016.08.11

 

 

まとめ

独特の期間に設定された学校休みによって、他国とは異なる訪日パターンを見せるタイ人観光客。

中国・台湾・韓国といったメジャーどころ以外に彼らをうまく集客することでができれば、安定したインバウンドビジネスを運営できることでしょう。

 

 

今日の一句

”タイ人は 暑さに強い わけではない”

 

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