【元留学生に聞いた】台湾人に喜ばれる飲食のおもてなし集客術7個のポイント

台湾人観光客は日本に精通している

以前、台湾の記事で、台湾人観光客の高いリピート率をご紹介しました。

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(出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」平成28年9月~12月期報告書

 

【親日国】リピーターが多い台湾人観光客。インバウンド集客の傾向と対策

2017.02.06

 

彼らには

東京タワー・スカイツリー・富士山

といったありきたりな訪日観光パッケージでは満足させることはできません。

 

今回は飲食という切り口で、どんなおもてなしが台湾人の方に喜ばれるのか?

日本留学経験のある台湾人 & 弊社スタッフ、呉(ご)さんへのインタビューを通じてご紹介します。

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(聞き手は弊社インターン生:八木ゆかりさん)

 

 

①新鮮な魚

八木さん

魚はあまり食べないですか?

 

 

呉さん

魚も食べます。煮たり焼くことが多く、家庭で刺身を食べることは少ないです。

 

 

八木さん

生ではあまり食べないのですね。

 

 

呉さん

はい、デパ地下などで売られている刺身は鮮度がよくないからです。

 

台湾人は血抜きなどをしませんし、鮮度を保つ技術を持っていません。

マグロは漁獲してから熟成すると美味しくなるという話を聞いたことがありますが、

 

台湾人は基本的にとってすぐのものが一番美味しいという認識をもっているのでそのようなこともしません。

 

 

日本と同様海に囲まれた海洋国家台湾ですが、意外にも魚を締めるノウハウは持っていないようです。

調べてみると、血抜きや活き締めという技術は日本特有のものらしく、欧米でもそのような習慣はないとのこと。

日本独自の締め技術によって作られた新鮮な刺し身は、台湾に限らずキラーコンテンツとなりうるでしょう。

 

 

②丁寧に作り込まれた料理

 

若いのに得意料理が煮物というちょっと古風なインターン生、八木さんが続いて質問をぶつけます。

 

八木さん

台湾でも煮物のような日本の家庭料理を食べますか?

 

呉さん

牛すじ煮込みなどを食べることのできるお店はありますが、味はあまりよくないです。

自分の発想で適当に作っている場合が多いからです。

台湾の飲食店に行っても、日によって味が変わることは普通にあります(笑)

 

 

台湾って半導体産業が盛んで、日本と同様きめ細かい人が多いイメージを抱いていたのですが、料理に関しては意外とザックリつくっちゃうんですね。

中華料理と比較して台湾料理ってあまり聞かないのはそういうところからなのかも。

なので

・時間をかけてダシを昆布からしっかり取る

・貝は砂抜きする

・繊細な盛り付け

といった1つ1つの繊細な工程を持つ丁寧に作り込まれた料理は、台湾人にとって新鮮に映ることでしょう。

 

 

③味が調節できる

八木さん

基本的に台湾料理の味付けは濃いですか?

 

呉さん
台湾人は概して濃い味が好きです。

甘めの味付けの料理が多く、日本では鹿児島県と似ている気がします。

鹿児島県は白だしも甘めで、卵かけごはんの醤油も甘かったです。

 

 

日本でも地域によって味付けの濃さは異なりますが、薄味の料理ですと台湾人にとってはちょっと物足りなく感じるかもしれませんね。

味を自分たちで調節できる余地があると、良いかもしれません。

 

 

④取り分け出来る

八木さん

日本の飲食店に入ってとまどった経験ってありますか?

 

呉さん

台湾では食事をみんなでシェアして取り分ける文化があります。

日本では基本的に1人1品ですので、はじめはちょっと戸惑いましたね。慣れてしまえば平気なんですが。

 

これは食文化の違いなので、変に合わせる必要はないとは思いますが、取り分けがOKなことを予め伝えておくと喜ばれるでしょう。

 

 

⑤多言語+写真やイラスト

八木さん
リピーターの方にはどんな日本食・日本食料理店が人気ですか?

 

呉さん

小料理、家庭料理、惣菜が食べられるお店や居酒屋が人気だと思います。

でも問題点はそのような店には入りにくさがあることです。

 

 

八木さん

入りにくいというのはどのような部分でそう感じますか ?

 

呉さん

英語のメニューが置いてある店が少なく、英語のメニューがあっても料理名だけではどんな料理かわからないことが多いです。

料理名と一緒に写真やイラストを載せると良いと思います。

チェーン店の居酒屋は安いので入りやすいですが

友人は皆社会人なので安さよりも、より日本らしさを感じられる居酒屋に行きたいとよく言われます。

 

インバウンド集客においては多言語化の重要性はよくいわれますが、言語だけでは伝わらないのですね。

これについては以前記事にしました

・かやぶき

・一蘭浅草店

が参考になると思いますので、合わせて御覧ください。

 

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【ここは海外?】ラーメン一蘭 浅草店の外国人観光客を徹底的にもてなす姿勢がスゴい。

2016.11.23

【訪問レポ】宇都宮駅から5km離れてるけど、外国人観光客に超人気の居酒屋 かやぶきに行ってきた。

2016.11.07

 

⑥菜食者に合わせる

八木さん

台湾では家庭でどのような料理を食べますか?

 

呉さん

台湾の家庭料理は基本的には汁物1つとご飯、私の家では野菜炒めが2~3つ、肉料理が1つといった構成です。

肉は豚鳥牛の肉を主に食べます。羊肉も食べますね。鹿や猪は台湾にはいないので食べる習慣がありません。

 

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(呉さんのご実家のある日の食卓。たしかに肉感は少ない)

 

 

台湾は意外と肉を食べる習慣がないようですね。

またベジタリアンが多いようです。ですので肉料理以外の選択肢も用意しておくと良いでしょう。

 

⑦本物の日本食

八木さん

日本食を家庭で食べることはありますか?

 

呉さん

両親が日本食が大好きなので、味噌汁や納豆などをよく食べます。

 

 

八木さん

納豆は台湾でも購入できるのですね!

 

呉さん

台湾のデパートは殆どが日系のデパートなので、納豆など日本のものも揃っています。

そごうや三越などもあります。

 

 

八木さん

味は日本で食べる納豆とあまり変わらないですか?

 

呉さん
台湾の納豆はどこも冷凍された状態で売られています。

冷凍すると味が落ちるのか、正直あまり美味しくないです(笑)

少し苦いですね。

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(台湾で売られている冷凍された納豆)

 

日本食は台湾でも容易に手に入るようです。

ただ、物流上の理由で、鮮度は落ちる模様。

特に冷凍された納豆を解凍して食べるエピソードは、ふだんスーパーで冷蔵納豆を購入して食べている私達の感覚から考えると驚きです。

納豆をはじめとして、物流の関係で本物の日本の味に触れることができていない台湾人の方は多くいらっしゃることでしょう。

そこに本物の日本食を提供できれば喜んで頂けるに違いありません。

 

 

まとめ

今回は台湾出身の呉さんに、

日本料理に詳しいバックグラウンドを持つ弊社インターン八木さんが直接色々聞いてみました。

 

全部で7個のポイントを挙げてみましたが、どれも難しいことではなく。すぐに取り組めることが多いと思います。

まずはできるところからやってみては如何でしょうか?

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台湾人観光客向けにこんな施策を打とうと考えているけど、響くかな?とご心配されているご担当者の方も、

弊社スタッフである台湾人、呉さんよりフィードバックできますので、お気軽にご相談下さい!

 

 

今日の一句

“当たり前 それが台湾 引きつける”

 

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