【訪日観光客】インバウンド市場で今後伸びしろがある国はどこか?国民人口だけで検討してみた。

2030年 訪日外国人6,000万人にむけて

観光庁が2016年3月に発表した 「明日の日本を支える観光ビジョン」

その内容は、訪日外国人数を

2020年:4,000万人

2030年:6,000万人

という高い目標に設定したものでした。

image[56]

先日、日本政府観光局(JNTO)より発表された2016年実績数値によると、

2016年の訪日外国人数は2,404万人

過去からの実績ペースを鑑みると、政府目標値も現実的になってきました。

 

 

今後伸びしろのある国はどこなのか?

では今後堅調に伸び続けるであろう訪日外国人数について、どの国の伸びしろが高いのか??

今回は

  • 各国の国民人口
  • 2016年国別訪日外国人数

上記2点のみのデータで考えてみます。

 

※各国の国民人口出典:世界経済のネタ帳 2015年データ

 

では各エリア別に見ていきましょう。

 

東アジア

地理的に日本に一番近くボリュームゾーンである東アジアエリア。

主要4国で比較してみますと、中国の人口の多さに圧倒されます。

image[59]

韓国・台湾・香港が人口が少ない割に訪日数が多いのは、リピーター化が進んでいるためです。

 

 

特に香港は驚異的なリピート率。

(出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」平成28年7月~9月期報告書

 

このことが、約730万人の人口にも関わらず、訪日数が年間184万人となっている理由です。

 

 

人口比率(訪日数/国民人口)でみたグラフがこちら。香港が25.2%と圧倒的な高さです。

image[62]

意外なことに、訪日観光客数No1だった中国は、全国民に対してわずか0.5%しか日本に来ていません。

  • ビザ発行の緩和
  • 中間層の拡大
  • 熱心なリピーター化

これらが実現すれば、爆発的に伸びるポテンシャルを秘めています。

 

東南アジア

親日国が多い東南アジアエリア。

訪日数ではタイがNo1ですが、国民人口ではフィリピン・インドネシア・ベトナムよりも下回ってます。

image[65]

 

 

人口比率(訪日数/国民人口)を盛り込んだグラフは下記の通り。

image[68]

東南アジアではシンガポールが6.5%と高い数値。

所得が他国よりも高いことが要因です。

 

一方、シンガポール以外は 1%前後 とまだまだポテンシャルを感じます。

特に2.5億人の人口を擁するインドネシアにおいてはまだ 0.1% しか日本に来ておりません。

単純に人口比率だけを考えるのであれば、インドネシアが最も狙い目の国ということになります。

 

欧米

日本から地理的に離れている欧米エリア。

人口も多く日本とのつながりが強いアメリカから多くの観光客が来ています。

image[71]

 

 

しかし人口比率(訪日数/国民人口)を見てみると、アメリカはまだ0.4%。

  • オーストラリアが 1.9%
  • アメリカに隣接するカナダが0.8%

ということを鑑みると、まだまだアメリカに伸びしろを感じます。

image[74]

また、注目すべきはロシア。

人口が1.4億人おり、欧米の中でも日本に一番近い距離にあるにも関わらずほとんど日本に来ていません。

なにかの拍子に突然増えるポテンシャルを秘めています。

 

 

2016年は世界人口の0.3%が日本に訪れた。

ちなみに2015年の世界人口は72億人

2016年の訪日外国人数が2,404万人でしたので

世界の0.3%の方が日本に訪れたということになります。

 

政府目標である6,000万人を達成するにはおよそ0.9%

 

数値だけを単純に見ると、まだまだ伸びしろはある気がします。

 

 

国民人口だけでポテンシャルを判断してはならない!

以上、今回は国民人口と訪日数のみを根拠として伸びしろのポテンシャルを考えました。

image[77]

 

しかし、単純に上記データだけを頼りにしてはいけません。

次回は、もう一歩踏み込んだ視点から、伸びしろのポテンシャルを考察していきます。お楽しみに!

 

 

今日の一句

”あらめて 人口多すぎ 中国人”

1/24 追記しました!

【訪日観光客】インバウンド市場で今後伸びしろがある国はどこか?国民人口だけで検討してみた。

2017.01.20

 

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